平成15年6月4日
週末は海が荒れそうで、明日、休むかどうか悩んでいたとき、七味さんから、ナイスなメールが届いた。と、いうことで、急遽、ズル休みを決行!大洗に行くことにした。
本日のメインポイントには暗いうちに立ちたくないので、朝一は、ヘッドランドに入ることにした。まだ薄暗い3時半、ヘッドランドの周りに立つ波は程よく、いい感の流れもたっている。先行者が、真ん中を攻めていることもあり、私は、定石の潮上、ヘッドランドの付け根をファーストキャストのポイントに選んだ。
まずは、ブレイク付近から、ダウンクロスで白波から抜けすように、ルアーを通し、カケ上がりを攻めてみる。しかし何投かしてみるが、反応はない。
先行者が、ヘッドランド北側に移動したタイミングで、先行者のいたその下(しも)側に入った。ここでもダウンクロスでルアーを通すため、流れの上(かみ)にキャストする。その1投目、アタリかゴミかわからない、ジワっとした重みがロッドに伝わってきた。大きく合わせを入れる。重みは、流れと波とで、引いてるような引いてないような、ヒットなのかゴミなのか、そんな感覚を受けながらやりとり。しかし、その正体を確認できぬまま、テンションは軽くなってしまった。
『そういえば、この釣りを始めた頃も、こんなことがあったな〜』
その後、ヘッドランド周りを南北その他何箇所か探ってみるも、生態反応を得られぬまま、本日のメインポイントへ移動する。
七味さんから教えられたその場所は、流れが縦横に入り、沖の波のブレイクの仕方は程よく、潮色はやや濁り、そして払い出しの両サイドには、いい感じで白波が入る。欲を言えば、もうちょっと流れが欲しいところ。しかし時間は、6時半、上げ一杯から、1時間半が過ぎ、そろそろ流れも強くなるかな?と思わせる時間。
このポイントでは、流れがきついため、できるだけいいコースをリトリーブするためにダウンショットリグを使う。まずは、フックにパワーシャッド4インチのパールホワイトをセットする。まずは、ヨブの一番深そうなところから。『コツンコツン』と、アタリではない感触が手元に伝わる。
『石かな?貝殻か?』
しばらくして、キャストする方向を右斜めから左斜めまで順に攻めみた。しかし、アタリはない。
それまでは、出たり翳ったりを繰り返していた太陽が、完全に雲に覆われて、もう顔を出すことはないなというタイミングで、ルアーをピンクグローバックに変更した。(わたしゃ、目立つルアーが好き)
再び右斜めから順に攻め、そのローテーションを繰り返していたとき、流れが少し強くなっていることに気づいた。
そして、右斜めにキャストし、リトリーブをしていたとき、『ゴワゴワ』とした、変な感触がロッドに伝わってきた。軽く聞き合わせを入れ、重みがあるのを確かめて、思いっきりアワセをいれる。
『ドン』とした、感触とそのどくとくの重みが伝わり、『ヒラメだ!』と直感する。
適当に寄せてから、タモを振り出し、準備をする。この作業を寄せすぎないうちにやっておくことが、このポイントでの重要なこと。振り出したタモを脇にかかえ、最後の寄せに入る。そして、ヒラメの最後の抵抗、ひとのしがやってきた。波と引きの強さが相成り、ちょっと大物を想像する。フッと、うみんちゅさんの、
『結構ひいた(42cm)』
という言葉が浮かんできた。テンションが、少し軽くなり、ヒラメが姿を現した。久々のヒラメのせいか、デカイのか、アベレージなのかがわからない。
『よっこいせっと』
このポイントではかなりスムーズなほうのタモ入れができ、ロッドを横に置く。そして、タモをなるべく垂直の状態で、引き上げた。
『やっしゃ〜!』
すぐさま、今日、別な場所で釣りをしているひらぼうさんに(自慢の)報告を入れる。
ひらぼうさんの方は、シーバスこそ釣れるが、ヒラメには状況が悪いので、こちらに来るとのこと。ついでに、自分の分も釣っといてくれと頼まれた(笑)。
ヒラメを平らなところにおき、計測してみると、アベレージオーバーの48cm。アベレージを超えていたことで、よりうれしさが込み上げた来た。ちなみに、私のなかでは、アベレージは42cmです。
『時合かもしれない』
という思いから、元の場所に戻り、先ほどと同じような位置へのキャストを繰り返す。と、ちょっとしたころ、また先ほどのような『モゾモゾ』とした重さがのってきた。またまた大きくアワセを入れると、またまたヒラメの感触。
『きちゃったよぉ〜』
浮いてきたヒラメは、あきらかに先ほどよりは小さく、リリースサイズかな?と思わせたが、かろうじての40cmジャスト。またまたほらぼうさんに電話して、
『氷買ってきて。ひらぼうさんの分も釣ったから』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夕方、同じ場所でひらぼうさんがキープはできなかったけれど、ヒラメをキャッチし、その後しばらくして終了。
満足の1日でした。
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写真より、波はありました。
この写真のヒラメを参考に、ヒラメを〆てくださいね。側線(?)の下にある背骨を断ち切るのがポイントです。 |
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日立港 2003年6月4日(水)
風向: 1日中無風 天気: 曇り→小雨
潮色: やや濁り 水温:?度 |
釣果 |
ヒラメ 48cm & 40cm |
ルアー |
パワーシャッド 4インチ ピンクグローバック |
アクション |
タダ巻き&ダウンクロス |
リグ |
ダウンショット |
ライン |
ナイロン 12lb |
リーダー |
フロロ 20lb |
ヒット時刻
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7:30AM前後
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ヒット場所 |
大洗のサーフ |
特記事項 |
海鳥もベイトも確認できなかった。
凪ぎ続き2日目で、翌日低気圧が太平洋を通過した。
シラウオ漁の船が、かなり近くを流していたが、網は下ろしていなかった。
近くでは、イシモチが釣れていた。 |
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